理事長挨拶
当院は、人工透析を必要としている患者さんが病床数の半分以上を占め、隣にあるサービス付高齢者向け住宅などから外来でいらっしゃる患者さんも含め、透析患者さんの治療がいちばん大きな使命となっています。また、慢性期病院として長期の入院に対応し、患者さんが落ち着いて療養できる環境をつくっています。
そうした長期入院や療養生活を支え、的確で効果のある医療を実現していくために、私たちは常に患者さんの立場に立ってものごとを考え、行動し、患者さんやご家族との間に信頼を築いていくことが大切だと思っています。医学的知識はもちろん大事ですが、患者さんと常に接すること、患者さん本人をきちんと診察し、観察することがもっとも大事なのです。
患者さんの中には、お年寄りも多く、話が通じなかったり、寝たきりの患者さんもいます。そういう人にも、やはり話しかけること、さわることが大事なんです。そうしていれば、こちらの気持ちも伝わっていく。それは、患者さんやご家族と、いかにしてコミュニケーションを取っていくかということでもあるわけです。患者さんと目線を合わせるということが、私の医療における理念であり、基本的な考え方として職員に徹底しています。
患者さんは、病院とか医者に対して堅苦しいイメージを持たれている方が多いと思いますが、もっと気軽に、どんなことでも話しかけていただきたいと思います。そうして、患者さんと親しくなること、うち解けること、ご家族といっぱいお話しをすることで、そこに信頼が生まれ、医療が成り立っていくものだと信じています。
患者さんにお願いしたいのは、病気を自分から治そう、克服しようという気持ちを強く持っていただきたいということです。私たちは、それを支え、援助していくために、リハビリテーションにも力を入れています。特に、日常生活の基本である食べること、歩くことを中心としたさまざまなリハビリテーションを実践し、機能回復に向けた取り組みを行っていきます。
リハビリが必要な透析患者さんは多くいますが、人工透析とリハビリテーションの両方に対応している病院は少ないため、患者さんの負担軽減にも一役を担っています。
こうして、人工透析とリハビリテーションを二つの大きな柱として、私たちは患者さんの気持ちに寄り添って療養を手助けし、地域における慢性期病院の中核として地域医療に貢献していきます。
基本理念
地域医療
私たちは、患者様に対して全ての知識・技術を動員し地域医療に全力投球いたします。
医療の徹底
私たちは、医療技術者という誇りと使命感を持って、患者様に接します。
医療技術の研鑽
私たちは、医療技術の研鑽を常に怠らず、地道に努力し続けます。
法人概要
医療法人 同仁会
住所 | 〒005-0850 札幌市南区石山東7丁目1-28 |
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連絡先 | TEL:011-591-1200 / FAX:011-591-1271 |
開設者・理事長 | 安東 直之 |